リバティーン

ジョニーが脚本の冒頭3行を読んで出演を承諾したと言う作品。

「初めに断っておく。諸君は私を好きになるまい。男は嫉妬し、女は拒絶し、物語が進むにつれてどんどん私を嫌いになる。私はところ構わず女を抱ける...」と主人公ロチェスターは語りだす。

話しの内容は17世紀イギリスに実際に存在した放蕩者ロチェスターの物語。この映画のジョニーはかなりヤバいです。ジョニー作品の中でも1、2を争うキャラでした。公式サイトのオダギリジョーのコメントに「僕が女だったら、妊娠しますよ、この映画」と言うコメントがズバリ当てはまる。僕もまったくおんなじ感想でした。

ロチェスターは最終的に梅毒にかかり亡くなってしまうわけだけれど、見る見るうちに顔が崩れる顔とジョニーの演技は圧巻。あと見逃せないのは、ロチェスターの愛人エリザベス役のサマンサ・モートン。彼女の演技が大衆を魅了するその過程を演じると言う難しい役を見事にこなしていた。僕もその場で立ち上がり拍手をしたくなるような(またかよ)迫真の演技だった。それと最初と最後のロチェスターが語りかけるシーンは女性ファンならずとも惚れてしまいます。「それでも私が好きか?」の問いに「はい」と答える事でしょう(笑)

やっぱジョニー映画にハズレは無いね。さすがです...ああ、生まれ変わるならジョニーに生まれ変わりたいなぁ。