市ヶ谷のお堀の主
私の小学校時代の話です。誰に話しても信用されないのですが、あの衝撃は今も鮮明に覚えています。
季節はいつだったのか覚えていません。けれど青空が広がる清々しい日曜日でした。その頃は毎週日曜になると友達と市ヶ谷のお堀か赤坂の弁慶堀に出かけてました。弁慶堀はブルーギルやブラックバス、鯉などが釣れ、市ヶ谷のお堀はクチボソや鮒、鯉、たまにライギョなんかも釣れました。
その日は市ヶ谷に鮒釣りに来ていて練り餌を作る水を確保するために水門の所に降りて行きました。そうしたらなんだか大きな泡がボコボコと出てくるではありませんか!
でかい泡だなと思って見ていると!巨大な口が見えてきました。それは赤ちゃんの頭ほどある巨大な口!!巨大な鯉の口だったのです。
慌てて「コ・コイ!コイ!巨大なコイだ!!」と叫んで水門の所に友達を呼ぶと巨大な鯉は奥底へと帰って行きました。目撃したのは僕一人。
けれども確かに見たんですよ、あれは絶対あのお堀の主なんです。Wikipediaを見たらなんと最長寿命記録が220年との話もある見たいなので200年位生きた主なのでは?と今も私だけは信じてますw